薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

悪い診断結果をなぜ見逃したのか?健康な自分を過信してはいけないよ

母の健康診断についての続きです。

母が5年前の2019年の時点で、「糖尿病だった」ことがわかりました。健康診断に異常の数値が出てるのに、どうして治療につながらなかったのでしょうか?

 

いくら本人に聞いても、「覚えてない、わからない」を繰り返すので、後期高齢者医療広域連合に問い合わせをしてみました。

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広域連合の担当者によると、母の住んでた某市では、

●健康診断は個人病院でしか行われていない。 

●結果は必ず病院で手渡しするように指導してる

ということでした。凄いですねえ。
てっきり郵送された診断結果を、母が判断したとばかり思ってました。

 

「もう少し高齢者にもわかりやすい表現で、要治療は赤字でわかりやすくして欲しい」
「パッと見てわかるよう、大きくスタンプ押すなりなんなりして欲しい!」

の意見は一応言いましたけど、母のケースにはあてはまりません。

 

そして、2019年5月の健康診断をしたのが、同市のA病院だとわかりました。A病院ですね、はいはい、わかります。父のかかりつけの病院でした。

5月の半ばに健康診断を受け、翌月の6月に受診記録があったそうです。
診察の内容まではわからないと言われました。

 

おそらく、検診の結果は6月に告知されたと想像します。
ですが、その後の通院は一切なし。

どうしてそこから治療に進まなかったのでしょう・・・

 

考えられることとしては、

①母(当時81歳)に、糖尿病または数値の異常の告知は、理解できなかった
②その頃父が、A病院からB内科に通院を変えています。
 自分のことはすっかり忘れてしまった。あるいは、告知を受け新しい病院に行くつもりが、その後すっかり忘れてしまった。
(運転免許返納に備え、眼科・泌尿科などすべてを近所に変更してる時期)

いずれにしても、「理解できない・すっかり忘れる」もうかなり認知症はじまってますね。自分の病気をスルーしてるのが恐ろしすぎる。

 

2019年そのころ私は、父の免許返納をまえに、月イチで実家に通ってました。加入してる保険、銀行、通ってる病院、飲んでる薬などの聞き取りをはじめたのもこの時期です。記録はノートにあります。

母はいつも、

「風邪もひかない、私は健康!!」

が口癖でした。内科の主治医がいないことを、私はいつも心配していたのですけどね💢

 

 

糖尿病といえば、母の一番上の兄は糖尿病(大酒飲み暴飲暴食)でした。その後くも膜下出血を起こし半身不随となり、60代で亡くなりました。早くに命を落とした自分の兄がいるのに、ピンとこないのが不思議です。

母の医療・美容の知識に乏しいのは昔からです。体が丈夫で病気知らずだったから、「私は大丈夫」と自分を過信してしまうのでしょうか。
これは本人の性質です。

 

後期高齢者医療広域連合の担当者の方は、よく話を聞いて下さいました。

検診を受けたのに医療につながらないことはあるそうで、数値が人工透析レベルで悪い場合は、保健師が自宅を訪問することもあるそうです。

そんなことも聞けて、問い合わせをして良かったと思いました。私のモヤモヤは晴れました。

 

母には、これからも食事や生活習慣に充分に注意してもらいます。

ここ数日私から追求されまくりだから、ちょっとシュンっとしてます。
だけど大丈夫、そのうち「すっかり忘れ」ますから。