薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

老いたら手続きが出来なくなる、ややこしいことはやめておこう

うちの母は、かんぽ生命で個人年金を受け取ってます。一括で支払って終身で受取り。月にするとホント少額ですが。

契約書が実家にあるので、何年の契約で、いくら預け、いつから受け取り始めたかも不明。母は随分と前から「お得なんよ!」と言ってます。

いったい、何がどれくらいお得なのか、サッパリわからない。加入するときに営業さんに言われたであろう言葉を、そのまま言ってるようです。
こういうとこは、いつもの母です。

 

個人年金で終身なら、長生きすればするほどお得になるでしょうね。母は85歳と平均寿命にようやく近づきつつあり、得か損かは、うんと長生きして初めて「お得だったの!!」って言えると思います。

 

「お得です!」


その個人年金は、年に一回現況届を出さなくてはいけません。
生存確認です。

これまで現況届に、本人が自署で署名して、本人が近くの郵便局に出向いてきたそうです。一昨年もそのようにしたと兄から聞いていたので、昨年7月に母を近所の郵便局に連れて行き、「現況届」は無事に済ませました。

 

そうしたら最近、○月○日〇時に母と電話で話したい、と郵便局から連絡がありました。
あら、なんのご用かしら?

それで昨日電話がかかってきました。営業の方は、

「何か変わりはないですか?」
「わからないことはないですか?」

と話し、母はただ「ハイ、ハイ」と返事をして、あげく
「私は、よおわからんのですよぉ」
と言ったりして、それで会話は終わりました。

これって、抜き打ち(予定時間知らせてるから少し違うけど)の生存確認なんでしょうか?亡くなったことを隠したりする詐欺対策なんでしょうね。

 

電話のついでに、私は営業さんに、現況確認のやり方について聞きました。

これまで本人が郵便局まで出向いてきました。これから認知も体も悪くなる一方なのに、いつまでも本人を連れていけないです。そのうち、自分で署名も出来なくなるかも。

それと、ネットで調べる限りでは、「本人が郵便局まで出向く」なんてどこにも書いてない。
「もしも寝たきりになった時、どう確認するのですか?」
なども尋ねると、本部に確認しますと言い一旦電話は切れ、その後答えをもらいました。

現況届は、

・署名は自署 
 代筆も可、代筆した人の本人確認書類必要
マイナンバーカード
・提出は、近くの郵便局へ
 現況届は、代理人が提示することもできます。

 

なんだ、必ずしも本人は、行かなくていいんです!!
(基本的には本人ですけど)

この契約は、役所に証明をもらわないといけなかったようで(住民基本台帳の確認と思われる)、本人が近くの郵便局に直接出向いたら、役所の証明が必要なしだったそうです。

……だから本人が出向いてたんですね
ようやく話がみえてきた・・・

それと、マイナンバーカードを持ってるなら役所の証明はいらず、提示だけで済みます。そうですよ、そういう時のマイナカード。いい仕事します。署名も代筆可だから、安心しました。

 

でもね、終身のこんな契約は、するものではないかな。年1回の必要な手続きが、本人単独で何一つ出来ません。
サポートする人がいなかったら、どうしてたんでしょう?
年老いた親のそばにいると、何かと勉強になります。