薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

危うく引っかかるとこだった…

母のコロナワクチン7回目の接種に行きました。

当日さあ出ようとした直前、母のバックを見ると財布が入ってません。おかしい、前日入れたのに……
財布にはマイナンバーカードが入ってます。ワクチン接種にマイナカードは本人確認の為に必須です。

母「財布はいらんのよ」

私は「今日は財布がいる!!財布にマイナカードが入ってるでしょ!!」

と悲鳴のような声が出るのをこらえながら言いました。
うわあ、危うく持たずに行くとこだった、危なーい…

前日に、マイナカードがいるよと一緒に財布を入れました。母はその後、いつの間にかバックから財布を出したのでした。
「なんで出すよ??」

          

    「うう、何のはなし?・・・」

母は、ワクチン接種でマイナカードが必要なのがわかってないし、マイナカードは財布の中なのも忘れてるようです。最近母は財布を持つことがなくなりました。荷物になるだけですし、デイサービスにも持っていけないのですよね。だから、無理もありません。

ヤバっと冷や汗かいた私でした。母のマイナカードは、これからは私の保管にします。医療保険証、介護保険証、お薬手帳のようにね。

 

認知症の親と暮らしてると、いつも私の脳内には、落とし穴!ひっかけ!トラップ!の文字がよぎります。危うく落ちるというか、引っ掛かるというか、ハマるというか。でも今回は回避できました。

教訓︰直前の確認は大切!!

母の記憶力は、全くダメかと言うとそうでもありません。今回のワクチン予約をしたとき、前回のワクチン接種のことを割と覚えてました。

車で遠くの大きな接種会場に行ったこと、帰りに娘の勤務してる店でお昼を買ったことを母が話しました。

6月の出来事を詳細に話す姿にびっくりしました。それだけ印象的な出来事だったんでしょう。こういうのをエピソード記憶といいますね。

いつもの母は、デイサービスの曜日を今だに覚えられない、前の日に食べたオヤツを今日初めて食べたなど言います。新しいことは覚えられず短期記憶は壊滅的。小鳥のような小さな脳、と私は陰で言ってます。

記憶の機能は、低下してる部分もあればしっかりと働いてる部分もある。認知の人の脳ってこんななんだね。