薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

一生モノなんて、ないと思ってたけど

今週のお題「一生モノ」
面白いお題なので参加します。

常々私は、物質のモノに一生モノなんてないと思ってきました。義両親のモノの他、色んなものを片付けて処分してくると、そうなりますよ。

このお題をみた瞬間、販売員が「一生モノです!」と商品を勧める怪しい光景しかイメージできないのが、ちょっと残念です。

私の場合、「必要ですよ、きっといるよ」と購入を勧められ、その後、こんなの買わなきゃよかったと後悔したことがあります。
遠い昔ですが、結婚した時についでにと揃えたものに多いです。

モノは、時間が経つと劣化したり、形が古くなったり、後にもっと良いものが出たりしますからね。

 

物質のモノよりも、子どもの頃や若い頃に経験したことの方が、はるかに一生モノだと思います。プラスのこと、マイナスのこともある。人により受け止め方は違うけど、マイナスと思ってたけど、結果プラスにしてることもある。

それがどこに影響してるかなんて、自分では気が付かないかもしれません。
言えるのは、若い頃の経験は、脳細胞にとてつもなく大きな影響を与えてるということです。一生モノです。

 

気分をかえて、「一生モノは何?」と母に聞いてみました。
うーんと暫く考え、出てきたのが、

「宝石!!」

母のいとこが宝石店を営んでたから、結構買ってたようです。プラチナや18金のものは、確かに一生モノかも。

母の宝石箱の中には、指輪(プラチナ、18金)、ネックレス、カメオなどもある。沢山持ってるわけではないですよ。何かあるたびにお金を握りしめ、ウキウキと買った品なんでしょう。今風に言えば、自分へのご褒美だったのかも。今はプラチナの結婚指輪しかしてませんが、少し前は何かあるたびに、よく身に着けていたようです。

 

宝石と聞くと、私の一生モノは18金のネックレス、と気が付きました。太くも細くもないから、重くないし、ちぎれる心配もあまりありません。一年中つけてます。

これは、母が30歳くらいで購入したものだそうで、あなたにあげると10年前にもらいました。たぶん私は、これからもずっとつけると思います。そしていつか娘に譲ろうと思います。


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このネックレスを母が購入したのは55年前だから、お値段はもうわかりません。お金の価値にするとどのくらいあるだろうと調べてみました。

その当時の金の価格は、およそ1グラム900円、それが現在は10000円くらいです。
金の価値は11.1倍になってます。

 

これが、18金の買取価格となると、1グラム7800円くらいです。(1/14、なんぼやさんから)

もしも買取ってもらうとなると、3.5グラムのこのネックレスは、27300円になります。スゴいかな、55年前のものがこの価値。
売ったりはしませんよ、大切なモノですから。

 

「一生モノなんて、なーい!」と思ってたけど、私にもありました。