薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

母、初めてショートステイに行く

うちは昨年、実家の家屋を解体し更地にしました。建物を取り壊したからといって、土地はまだそのままなので、定期的な管理はこれからも続きます。

2月に行ったきり一度も帰ってないので、空き地の雑草はきっと伸び放題だと思います。12月になり、ようやく帰省することになりました。

うちの母には、2泊3日のショートステイに行ってもらうことにしました。ショートステイとは、日帰りや泊りでの、介護・生活支援です。

母にショートステイに行って欲しいと説明した時は、
「私は一人で留守番できる」とか、
「一緒に行き車で待っておく」とか、ちょっとした抵抗にあいました。
いえいえ、どう考えても無理ですよ。

 

利用するには施設との契約が必要で、一度契約をしておくと、次からは、ケアマネさんに予約をとってもらうだけでいいようです。実家の清掃で帰るほか、来年は義母の法事も予定してるので、今後も度々利用すると思います。

 

普段と違うことをするとき、母はたいてい不安でいっぱいになるので、色んな気遣いがいります。まずは、
ショートステイに行く日時を、早々と言ってはいけない
夫にも言わないように口止めしました。

これは、「いつになったら行く?」と度々聞かれるのを防ぐのと、デイサービスの日と混同するのを避けるためです。2つ以上の用事を言うのは、負担がかかるようです。

木曜のデイから帰ってきたあとに「今週の日曜日に行くよ」と伝えました。

すると、それから私は質問攻めにあってしまいました。予想通り…いえ、ちょっと凄かったんですよ。

「いつから行く?」と一時間おきに。
「私のパジャマはどうする?」と何度も。そして不安げな様子。

その度に、カレンダーの前に連れていき教え、パジャマも持っていくものを見せました。同じことを何回もですよ。何にも覚えられないんですよ、まあね、認知症ですからね。

「ダメだこりゃ~」と思い、説明文を書きました。

 

これが、効果絶大でした。紙はテーブルに貼り付けてます。母は暫らくメガネをかけて眺めてました。
「どっかに行かなくちゃならないけど、いつ?どこ?」
と思い出す度に、読んでるんでしょうね。以降何も聞いてこなくなりました。こんなとき思うけど、人が文字が読めるのは本当に素晴らしい!!

 

ということで、今朝ショートステイ先に母を送り届け、広島県に向かっています。まずはお墓参りから。何十年と続けてるいつもの恒例行事。これをやらないと落ち着かないのは、何でかしら?

夫は「お母さんいるし、オレだけで行ってくるよ」なんて言ってたけど、たまには私だって家から脱出したいですよ。

 

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