薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

芋づる式に何かを思い出すこと、ある?

今週末に伯母の四十九日の法要があり、私と兄が行くことになってます。
母は「私も行きたいの・・・」と切々と訴えてきました。

さあ、どうしましょう。行きたい気持ちはわかりますよ、手を合わせたいのです。話をしながら、法要の行われるお寺をネットで検索してみました。ホームページがあるような大きな寺ではなく、グーグルマップで見ても、外観を見る限り古いお寺のようです。

母は足がヨタヨタしていて、歩行器や杖ナシでは歩けません。それも亀のようなスピードです。車いすは持ってません。階段や段差があるところだと、もう無理です。

 

母は、それでも何度も法要に行きたいと訴えました。
無理なら、遺骨を置いてるS伯母宅に連れて行け、とまで言いだすし。

ちょっと待ってよ、、お宅訪問まですると相手方が大変ですよ。

訪問は、確実に相手の時間を奪います。部屋の片付け、お茶やお茶菓子の準備、来るまでの待ってる時間。それを誰がやる?
高齢のS伯母ができない代わりに、お嫁さんがやりますよ。
母が親族の家に行きたい、というあたりから、私の中の何かがプツンと切れ、無性に腹が立ってきました。

 

●●●●●

だいたい、人の家を訪問しすぎ。
いつも母は実家に行きたがり、早く帰ろうと言う私たちを横目に、帰らないと言い張った。結局、夜ご飯まで食べて帰ってたの、相手に迷惑をかけてたのよ。(昔の話です)
人の家に行くばかりで、迎える大変さがわからないのよ、ブツブツ…

私なんて、夫の実家にやってくる親族で大変だったの。
福岡に帰る日に、昨日会ったのに再びやってくるの、お別れを言いに。
こっちは荷造りの手が止まるし、帰れない。

義母の葬儀はなんでか知らんけど自宅でやり、
私は夜中まで「おとき」の洗い物と生ゴミを片付け、おまけに福岡の自宅まで生ゴミを持ち帰ったのは嫌だった、ブツブツ…

●●●●●

 

芋づる式に過去の嫌だったことが口から出て、母に話しました。これがね、すべて親族に関係することでして。
母は何を話しても、初めて知ったと言い神妙な顔をしてました。母が自身の実家によく行ってたことも、もう忘れてるようでした。

途中から、話がそれた、まずい、何の話しだっけ?
「そうだ四十九日法要だ!」と思い直しました。
なかなかの脱線ぶりです。
認知の母を相手に、私はいったい何をやってるんだろう・・・

 

両親の代わりに私と兄が行くのだから、留守番をして欲しいと言い、
「二人とも認知症があるし、もう代替わりしてるのと同じなの」
「私たちに任せて欲しい」と言いました。
その言葉で、母はようやく諦めました。
「代替わり」の言葉は、ショックだっただろうな。

納骨堂が母でもお参りできそうなら、後日連れていくと約束しました。
バリアフリーだといいけどね……