父が要介護3となり、サービス担当者会議が開かれました。担当ケアマネさん、ホームの職員さん、デイサービスの方、兄と私の5人で、父の老人ホームでの会議でした。
父の介護度が1から3へあがった経緯から、日頃の様子も聞けました。朝昼晩の食事はきちんと食べ、日中のデイサービスでの体操・レクなどはこなせているようです。入浴も嫌がることなく行動は特に問題はないようです。
父の場合、昼間のデイが終わり一人の時間になってからの過ごし方と、おトイレが厄介とのことです。
居室内では基本ズボンを脱ぎ、時にはオムツも脱いでいて、その姿で自分の部屋から出てくることがあるので、職員さん達は気をつけてるそうです。私もそれは以前から聞いていて、先日夏用のTシャツを準備した時も、肝心の部分を隠せるように、できるだけ丈の長いのを選びました。
夜になり寝る時間になっても、なかなか眠れないみたいで、この数ヵ月で、父の体内時計はかなり狂ったようです。環境の変化や心理的なことも影響してるのでしょうか。職員さんが夜間見回りに行くと、起きていることが結構あるそうです。
夜勤の時の話を職員さんがしてくれました。
「尿意は感じてるみたいです。トイレに行こうとしても、トイレの位置がどこかわからないようです。」
父の部屋は個室で、その中に洋式トイレと小さな洗面所があります。実家では、男子専用トイレがありましたから、認知の父には、どこがトイレかわからないかもしれません。
さらに、
「床に『尿だまり』があることが多くてですね・・・」
「???」
職員さんの口から出た「尿だまり」というワード。耳慣れない言葉で、瞬時に頭の中で漢字に変換しながら、そうなんだと、汗💦
「○○さん専用のモップを買ってもらいたいのですが…」
「モップですか、、はあ、、」
尿だまりという初めて聞く言葉に動揺する中、モップの準備をと言われ、「うーん、どんなモップですか?」と聞き返すのが精一杯。お尻を出した父の姿が脳内をよぎり、あらまぁ~と思っていると、兄が
「以前アマゾンでモップを買ったら良かったので、それを買いますよ。」と兄が準備することになりました。
それと、便は問題ないとのことでした。認知症の人が、便を触りあたりを汚してしまう話は、You Tubeの認知症専門医のチャンネルでも、介護されてる方のブログでも読み知ってましたが……大丈夫のようです。
排尿と生活リズムの乱れは、実家で生活している時から兆候はかなりありました。
混乱の一途をたどる父にとって、そして私たち家族とっても、父を介護してくれるホームの職員さんには頭の下がる思いです。
父をくれぐれもよろしくお願いします、と言いながらホームを後にしました。