薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

もう衣替え?お探しものは見つかりました

朝晩が本当に涼しくなってきましたね。

母がクローゼットの中で探しものをしてました。これから着る秋冬の洋服をです。高齢で認知でも、季節を感じとり身の回りのことは気になるのです。

冬に着るセーターが全然ないから、実家に取りにいきたいと言いだしました。母の服はすべてこちらに引き上げてるので、実家に行っても何もありません。母にそう言っても、不安げな表情をします。以前取りに行ったときの記憶がほぼないから、仕方ないです。

先日も雨降りの日に、実家に長靴を取りに行くと言うし、自分の大切にしてた持ち物には相当の執着があるようです。

母が何度も言ってくるので、私も一緒にクローゼットを探しました。母は自分で編んだセーターを見たいのですよ。編み物教室で作ったもので、仕上がりもよく大切に着てきました。

実は私、母のボロな服はこっそり棄ててるんです。新しい服を買うと、古いのは別の場所に隠しておいて、頃合いをみて捨てます。今現在、廃棄予定の服は夏服4枚。なくても本人は全く気付かないですよ。

でも、さすがに手編みのセーターは処分しませんよ。母が大事にしてますから。
「セーター、なんでないかな?」そう思いながら、
「どこにある?まさか捨てた?私が?」と冷や汗が・・・

別の押入れを見てみると、セーターは引出し型の衣装ケースに入ってました。衣装ケースには、「〇〇子の冬服」とラベルを貼ってました。このラベルは間違いなく私が貼ったもので、記憶力の衰えてきた自分への対策です。最近では、パッとわかるよう大抵ラベルを貼ります。
私の記憶力もあやしいな、、ラベルを貼ったはいいけど、肝心の置いた場所を忘れたのでした。

 

「ここにあった、良かった」と二人で喜びました。「謎がとけたね」と母に言うと、
「私なんていつも謎だらけ、すべてが謎!!」だそうです…面白いこと言います。

そうか、今の母は日常が謎だらけなんだ。素直な思いです。新しいことは覚えられず、初耳って顔することが多いですよ、鳩が豆鉄砲くらったような顔してね。
認知の世界で生きる母も大変です。