薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

いつだって誰かの役にたちたい

こういうのをテーブルに置いてると、母が「うわっ!!」となってます。

チラシの束を見て喜ぶなんて、どうかしてる?

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好きなんですよ、これでゴミ箱作るのが。ちょっとした時間でこれだけ作りました。


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作るのにどれだけ時間かかった?って聞くと、2時間くらいと答えました。
作り始めると没頭してます。

 

母が春にうちの家に来てから、チラシでゴミ箱を作るようになりました。私がゴミ箱をあちこち置くのが嫌で、我が家は一部屋に1つしか置いてません。大半を過ごすリビングにも、あるのはキッチン付近に蓋付きが一つです。

さすがに足の悪い母は大変なので、卓上に置けるゴミ箱をおくことにしました。新聞のチラシで作ってます。

当初は何度やっても折り間違えてましたが、繰り返し作るうちに間違えずに折れるようになりました。
成功率何パーセント?って聞くと、
「そりゃあ、、100パーセントよ!」とドヤ顔。

ゴミ箱はこんなの。


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デイサービスでたくさん必要だからと、時々持っていきます。

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母は「デイサービスにきている利用者の中で、私しか折れないのよ」って言ってますけど、ホントかな?
数が足らない時、一人だけ別作業でゴミ箱作りをするというから、そうなんでしょう。

「私だけができるの」という謎の優越感というか、そういうのあるみたいです。それと、ゴミ箱を持っていくと職員さんが喜んでくれるのが嬉しいのです。たとえ認知症でも、誰かの役に立ちたい、必要とされたい気持ちがあるのだと思います。

もともと母は手仕事は得意です。趣味で編み物もかなり熱心にしてました。それと、30歳くらいから60歳の定年まで、フルタイムで作業系の工場に勤務し、その後も別のところで10年パートで働きました。だから作業慣れしてるし集中力もあるんだと思います。

 

先日ですね、ケアマネさんが、母が長く仕事したことを「凄いですね」と褒めてくれたんですよ。すると、本人はキョトンとしてました。
母は、「それ普通でないの?」とか言うんですけど……いやいや、普通ではないよ、母の世代では少数派。
私なんて足元にも及ばないわ……