薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

介護で孤立したくない

もうすぐ8月が終わります。月末と言えば、毎月1回、ケアマネージャーさんの訪問を受けます。介護サービスを受けてるので、月1の訪問が義務付けられてるようです。

ケアマネさんは、母のデイサービスでの様子を聞いたり、来月をどのようにするかを確認します。あとは、日常生活の様子なども聞かれます。

出来るだけ母に喋ってもらい、私はその補足をします。本人なりの解釈で、それを言葉で表現する様子は見ていて面白いし、なまりのある話し方は何だか可愛い。
内容は断片的で、願望とか、感想とか、詮索…まで入り混じります。昔はもう少し上手に話ができたのにと思います。

ケアマネさんの月イチの自宅訪問はいいしくみですね。だいたい高齢者と介護者は、孤立しがちになると思います。
うちの場合、母は週2回デイに行き、夜になると夫が帰宅し、昨日なんかは次女が遊びに来ていて、私に孤立感はさほどありません。残念なのは、日曜のドライブができなくなったことです。

高齢者のことをよく知るケアマネさんと「大人の会話」ができるのは、私としてはとても安心できます。この先何か問題が起きても、相談できると思います。高齢の親との生活は確かに大変だけど、誰かや何処かと繋がりがあるのは、私の精神衛生上とても大切なことです。

これは介護だけでなく、子育て中にも言えることでした。特に乳児期。子どもが幼稚園に入園することで、やっと母親が間接的に社会と繋がりを持てました。それまでは本当に孤立感や閉塞感がありました。この期間に救われたのは、孫を可愛がるうちの両親や同じマンションに住むお母さん達の存在でした。ママ友と他愛もない会話を少しするだけで、気分転換できました。

現在親と暮らすこの状況が、子育て中と似ているかな、、、と思う時があります。大人しい3~5歳児がいるような。
騒がしくなく、留守番できて、夜泣きはしない。あら、やはり育児中のが大変ですね。

 

♢♢♢

 

さて、本日ケアマネさんの訪問日でした。
ひと通りの確認の後、デイサービスでのレクの話になり、どういう訳か母が昔ファンだった「沢田研二」の話題になりました。

「あの人はもうねぇ、、コンサートをせんやった(キャンセル)んですよ・・・」と、母は、元カレのやらかしを嘆くような口ぶりで話しました。
これは、2018年、開催予定のさいたまスーパーアリーナのコンサートを、お客の不入りで開演1時間前にキャンセルした話です。

私はネットニュースで見た記憶があったので、母にどこでその情報を知ったのと聞くと、
「ネットよ」ですって・・・?
そんなわけない!!母、面白いな。おそらく、テレビのワイドショーだと思います。
でも5年前の話を記憶してるのはすごいですね。元カレのことだから、覚えてたんですよ。
面談は、母にも良い時間だったと思います。