先週4月7日の記事
「更地にした土地の固定資産税が、意外な金額だった」
は、たくさんの皆さんに読んでもらったようです。極めてローカルな土地の話で、固定資産税のことなんて興味あるかな、と思いながら書いた記事でした。
投稿後、徐々にアクセスは伸び、ブックマークの通知がどんどんきて、ダウンロードしたばかりのブクマアプリの通知をオフにしたくらいです。
あまりにアクセスが伸びるのは、恐いですね。こんなこと初めてでどうしようーって思いました。普段は閑散としてるブログなので、慣れてないですよこういうの。インスタは見る専門、ツイッターやフェイスブックもしない、ネットの記事にコメントもしない私は、ビビりました。ブックマークの多さにおののいています。
こちら本日昼頃のアクセス解析
家屋を解体し更地にした土地の固定資産税が大きく上がるのは、皆さんご存じのようです。そのこともあり、老朽化した家屋が解体されないとよく報道されています。
誰もがいつか直面する、親の持ち物や家の始末は、いつも頭の片隅で気になっていることなのでしょう。うちの辺ぴな土地の事例は参考になるかな・・・
実家の土地をこの先どうするかは、我が家最大の懸念材料です。
妻「売りたくても売れないよ。」
夫「道がないからね。あの時、国道の迂回道路ができてたらなあ…」
妻「でもどうにかしよう!」
夫「いやいや、もう少し先でも……」
と揉めるのは、今に始まったことではありません。
私が常々言うのは「実家の固定資産税をゼロに」です。
それは夫も理解を示します。
次の世代の娘たちに、土地の管理と税金の払いを残したくないのです。といっても田舎の農地や山林少々で、沢山あるわけでもないのですよ・・・
娘たちに、税金を毎年数万円支払わせるのはあまりにも酷。「それで洋服買えるのに、外食できるのに」って彼女らは思いますよ。境界の草がボウボウだからなんとかしてください、と苦情がきても遠方ですし対応は大変です。
アラ還の私たちにとって、先代から引き継いだ土地建物を処分するのは終活の一つです。これまで解体したものは、納屋5戸、母屋1戸。建物はすべてなくなりました。それと、2019年には親族に相談し土地(農地と倉庫)を購入してもらいました。親の仕事(兼業農家)のあと片づけと思ってやっています。残ったのは土地だけです。
ここで、「土地を所有すること」を考えてみます。
毎年固定資産税がかかる。
草刈りなどの管理が必要。(隣接から苦情がくることがある)
その他にあげるとすると、所有する土地が災害にあってしまうことがあります。近年の災害は、経験したことのない規模で恐ろしいです。
もしもその土地が、使うあてのない土地だとしたら?
持つことに、マイナスの要因ばかりが浮かんでしまいます。
プラスは何かある?
街中だったら、畑や駐車場にしたりと使い道はあるのでしょうね。場所によっては収益化できるかもしれません。
2023年4月27日から始まるこの制度をご存じでしょうか。
相続土地国家帰属制度
「相続土地国庫帰属制度」は、相続又は遺贈によって宅地や田畑、森林などの土地の所有権を相続した人が、一定の要件を満たした場合に、土地を手放して国に引き渡す(国庫に帰属させる)ことができる新しい制度です。
引き渡せる土地の要件があり、費用もかかります。
今すぐに申請することはないですが、将来申請するかもしれません。使わない土地を所有し困ってる人にとって、よい制度だと思います。
ブログを始めた頃の記事です。こんな記事が今になって読まれてるなんて、思ってもいませんでした。滅失届を出すのを怠り、余計な税金を払ってた話です。