薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

歌詞とメロディの記憶

昭和歌謡が若い人の間で流行ってるそうで、嬉しいですね。私は昭和歌謡にどっぷりと浸かった世代です。当時はテレビとラジオしかなく、好みの歌手が出てきた時は、テレビを食い入るように見ました。ラジオもよく聴きました。あれから随分と長い年月たってるけど、歌詞は割と覚えてるから不思議です。若かったからかな。私は歌詞を覚えるのが苦手なんです。

歌は歌詞とメロディの2つで構成されてますけど、皆さんはどちらが優先されて記憶に残りますか?

私は圧倒的にメロディです。歌詞が記憶できないのが悩みでもあります。ちなみに娘はメロディ、娘の旦那さんは歌詞、うちの夫はメロディと言いそれぞれです。私は若い頃から自分のその傾向に気が付いていました。カラオケなんかにいっても、好きな歌の歌詞を覚えてなくて情けなくなります。

以前テレビ番組で、昭和歌謡の歌詞を考察するコーナーがありました。若いタレントさんが、歌詞の意味を深く掘り下げ解説し、国語の授業のようでした。すごい。歌詞ですら満足に覚えない私はうらやましく、歌の楽しみ方を損してると思いました。

なんでだろう、、と考えたこともあります。日常で聞いたことを覚えられないことはなく、特に今まで困ったことはありません。でも、言葉にメロディが乗っかると、途端にメロディに優先権を渡してしまうようです。脳の処理?よくわからないですね。若い頃にピアノや吹奏楽をやったことで、音ばかり追いかける性質になったのかもしれません。

最近車の中でよく流してるのがユーミンです。知らない曲でも、もちろん知ってる曲でも、何度聞いても飽きないサウンド。心地良い。

でも若い頃の私はユーミンと縁はなく少し苦手でした。今では、流れてくる荒井由実時代の不安定な歌唱も、アンニュイでけだるく魅力的に感じます。ユーミンはデビュー50周年だそうで、才能あふれる人だと思います。
私が避けていたあの頃を、ユーミンにあやまりたい。