彼岸のころは忙しくて行けなかったので、昨日、私の実家の納骨堂にお参りに行きました。車で片道1時間の場所にあります。
K寺の納骨堂のかなり長いスロープ。これは、後付けだと思います。
母はギリギリあがることができました。本当にギリ、ですね・・・
ここはたくさんのモミジが植えられていて、モミジのトンネルのようになってました。
これからの暑い日差しから、参拝者に日陰を作ってくれます。
納骨堂に到着しました。
半年ぶり、皆で静かに手を合わせました。
母は、
「おねえさん来ましたよ」
と何やら話しかけてました。父のすぐ上の姉の、義姉のことです。40年前、50代半ばで亡くなりました。勤務中の脳疾患での急死だったので、かなりショックな出来事でした。
それと毎回のように母は言います。
「まず本堂にお参りをしなくては!」
でも、階段が多くで無理ですね。内部に入るとスロープはありますが、距離がとても長くて無理です。
これがK寺の本堂、ここもモミジがいっぱいです。
帰る前にトイレに立ち寄りました。そこで、珍な出来事が。
母が女子トイレに入ってるときに、他の方が扉を開けてしまいました。
その方は、ビックリして慌てて扉を閉めたようでした。うっかりその場を離れてた私は、急ぎ戻りました。
女性は「すみません」と何度も頭を下げ、大変恐縮されてました。私は、
「おばあさんが入ってます。鍵をかけてなかったのでしょうね。」
「すみません」とあやまりました。
母はいつもなら鍵をかけますけど、この時はかけてなかったようです。それもそのはず、かなりシャレてるおトイレなんですよ。高齢者がここの鍵かけるのは無理かな。
ここで、K寺の純和風お手洗いのご紹介
女子トイレの鍵
高齢者には難しいかな。
左に写ってる、紐で下げた四角の板を穴に差し込みます。
扉を開けられた後、母は自分で鍵を閉めました。
トイレが終わり出てこれるか?と心配でしたが、開けることはできました。
男子トイレの表記がこうで、
女子トイレがこれです。赤でないのはすごい。
手洗い場
何かいますよ。
カエルさんです。本物のように姿がリアルです。
照明もステキです。
各所にこだわりのあるおトイレです。
さすがに本堂は普通ですが、法要ルームには、絵が描かれてる(画家が描いたそうで)木の建具がありと、センス良いです。
あとから母に遠慮なく聞いてみました。
「さっき扉があいたとき、お母さんはパンツ下ろしてた?」
すると、
「さあ、覚えてないねえ」
と言ってました。
認知だとこんなとき、嫌なこともスッと忘れられて良いですね。