薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

菓子折りの行方

持病で病院に通院している娘が、転院することになりました。昨年12月から診てもらっていたのですが、遠方であるため通うのが難しいからです。たった2カ月という短期間で変わるのは珍しいですが、もっと通いやすい病院に転院する予定です。

最終の日、受付で小さな菓子折りを渡そうとすると、受付の方から「患者さんからは頂かないことになっています」と丁重にお断りされました。再度申し出ましたが、同様のお答えでした。私は「失礼しました」と詫び、差し出していたお菓子を下げました。受け取ってもらえなかったことは、今まで経験したことのないことでした。

私は、最近世間で起きた出来事を思い出していました。

先日起きた埼玉県ふじみ野市の痛ましい事件です。母親の主治医を監禁し籠城するなど驚くばかりです。続報がまだ流れていて、目にする度やるせない気持ちになります。昨年末もビル火災があり、多数の被害者が出ました。標的はクリニックで、加害者は元患者でした。またなのかという思いです。医者の治療方針と、患者側の要望とがかみ合わなかったのか、もっともそれ以前に、加害者のパーソナリティにも問題がありそうです。医療従事者の皆様は、早急に緊急時の防御策などが必要ですね。訪問診療の難しさなども語られています。
今後このような事件が起きることのないよう切に祈ります。

立て続けにそのような事件が起きていますから、病院側が患者に対し、努めて慎重に対応するのは理解できます。悪意をもって食品を差し出す人もいるかもしれません。

受付付近をよく見ると、「患者さんからは金品の受け取りはご遠慮いたします」という貼り紙がありました。患者に余計な負担をかけるのは避けるという医院の姿勢がうかがえ、医院がこれからも無事でありますようと願いながらその場を後にしました。色々なことを考えた一日でした。

デパ地下で購入したお菓子の行き場がなくなりました。

娘に、持って帰って旦那さんと一緒に食べたら?と聞くと、いらないとの返事。ダイエット中ですからね、それは私も同じです。でもちょっとだけなら食べたいよねっということで、1人1個ずつ食べることにしました。

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ティサージュのミルフィーユ。5種類の味があります。

チョコレートでコーティングされていて、とても美味しかったです。一口大のサイズで散らかることなく車の中でも食べれました。賞味期限が4月まであるので、我が家の来客用お菓子として、暫くおいておこうと思います。