薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

「清、少納言」一瞬にしてよみがえるあの頃

日曜日夜に放送されてるNHK大河ドラマ「光る君へ」の話です。

ファーストサマーウイカさん扮する「ききょう」が、中宮の定子(高畑充希さん)より名前をもらうシーンがありました。

そなたの父清原の姓より清を、それと夫の少納言からとり、そなたを、

清、少納言 とする」

離婚した夫は少納言でなかったけど、と言いながらも、ききょうはその名前をいたく気に入ったようでした。

私が思い出したのははるか昔、高校時代。古典の授業。
授業の中でY先生が、

「セイッ、ショウナゴン」

と声を張り上げ読んでました。

初めて耳にしたときは、んん?と思いましたが、先生はいつもそのように区切って読んだので、そういえば少納言だ、と思いました。中学校ではセイショー、ナゴンと平たく発音していてました。

ドラマを横で見ていた母は、セイショー、ナゴンよ!!と言い、夫も平たくセイショー、ナゴンとこれまで読んでたと言ってました。少納言・大納言なんかの…官職の少納言よと言うと、なるほどと言ってました。

私には確かに蘇りましたよ、教室に響いたY先生の美声までもが。思い出せるものですね。

当時、クラスメイトと清少納言の読み方の話題になったことなどなく、みんなはどう感じてたんだろう?
同級生に聞いてみたい。

 

ついでに思い出したのが、古典か日本史のテストのこと。近松門左衛門人形浄瑠璃)の作品をあげよとあり、私は有名な「曽根崎心中」と書いたと思う。

仲の良かった友人は、

「私、書いたよ・・・」

女殺油地獄
(オンナゴロシアブラジゴク)

教科書にいくつか列記されてた作品の中で、それ浮かぶのおもろい。しとやかな彼女の口から出た「女殺油地獄」の言葉は何とも不釣り合いで、余計にヘラヘラと笑えました。

 

あれからうん十年。古典とか日本史とか全くかかわりのない生活。何でもない話だけど意外とリアルに記憶してるものですね。「女殺油地獄」なんていう強烈ワードは、この先もずっと覚えてますよ。映画、歌舞伎も演目はあるみたいです。

時空を超えるなんて一瞬、ちょっとニヤニヤしました。