薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

旧姓で仕事してる友人と話し、夫婦別姓を考えてみた

先日の同窓会でのこと。

複数の国家資格を持ち、旧姓で仕事を続けてる友人がいます。彼女が結婚したのは40歳手前。ずっと旧姓でやってきたから、結婚後も旧姓を使ってるそうです。

夫婦別姓どう思う?」と聞くと、即座に、

「早く実現して欲しい」

とのことでした。そして、

「いちいち戸籍謄本やら持って来いと言われるの面倒!!」
「もういちいちよ!!」

複数で話してるので、具体的にどの場面で必要かはわかりませんでしたけど、旧姓での仕事は大変なこともあると伝わってきました。

 

選択的夫婦別姓に反対の考えの高市早苗さんが、「かなりの部分で旧姓使用を認めるようになってきてる」と言ってるけど、と聞くと、

「旧姓併記が広く認められても、やっぱり手続きは必要でしょ」

 

確かに。いくら旧姓併記が可能なのものが増えたとしても、新旧の二つの氏が同一人物の証明はいつまでも必要です。
「その手続きが面倒なんだよ!」と当事者は言ってるのでした。

旧姓使用してる人に意見を聞くのは初めてだったけど、「旧姓併記で対応できるから問題なし」は、当事者目線ではないようです。

 

<旧姓併記できるもの>

住民票・マイナンバーカード・運転免許証・パスポート・健康保険証・一部の資格証明書(医師……など)・役員登記(会社登記)・不動産登記(令和6年4月1日から)


彼女の持つ資格は、登録・更新(数年おき)が必要なので、その度に旧姓併記された免許証などの本人確認書類を使うのでしょうね。旧姓併記を持ってると資格関係はクリアできますね。

 

 

選択的夫婦別姓の、「何がダメなのだろう?」とよく思います。

 

夫婦別姓の反対理由としてよくあげられるのが、”家族の一体感がなくなる、絆を阻害する”です。あと「子どもがかわいそう」もあります。異なる姓をもつ両親をもち、更に片親と子どもの姓が違うことを、「かわいそう…」とするのでしょうか?

 

夫婦が違う名字だと、家族間の一体感や絆が生まれないというのは、私はちょっと想像しにくいです。婚姻の時に充分に話し合って別姓にするのなら、なんら問題はないと思います。

問題は、婚姻後に生まれてくる子どもの姓をどうするか?だと思います。
これは大きな問題ですね。

 

こんなのがありました。法務省のページ。

Q8 別氏夫婦を認めた場合子どもの氏はどうなる?

平成8年の法制審議会の答申では、

「結婚の際に、あらかじめ子どもが名乗るべき氏を決めておく」

という考えが採用されていて、「子ども複数の時は、子ども全員同じ氏を名乗ること」とありました。

 

なるほどいいかも。子どもの姓は、あらかじめ結婚の際に決めておくのがいいですね。どちらの姓を名乗らせるかで揉めるかしら?親族まで口出してきて、決めるの大変そうですけど。

もしも別姓を選ぶのなら、そこはクリアしておくべきことだと思います。

 

さて、同窓会でのやり取りをきっかけに、選択的夫婦別姓を考えてみました。いつもお読みいただきありがとうございます。