午前中の雨降る中、北九州市戸畑区にある「旧安川邸」(北九州市指定有形文化財)に行きました。
炭鉱経営で財を成した「筑豊御三家」の炭鉱王の1人であり、(株)安川電機や九州工業大学を設立し、工業都市・北九州市の基礎を築いた企業家である安川敬一郎(1849~1934年)が住んでいた邸宅。和風および洋風の異なる建築様式を1つの敷地内に備え、北部九州における高級住宅史および日本の近代建築史上、極めて重要な住宅建築であることなどから、北九州市より2018年8月、旧安川邸の建物群と付属の外構や家具を市の有形文化財に指定されました。
いきなり違う建物を載せます、すみません。
まず、間違って入ってしまったのは、隣接する「旧松本邸」(国指定重要文化財)。「間違えました、予約(フランス料理)してません」とすぐに出ました。
残念なことに、こちらは常時公開されてません。春と秋に一般公開されるとのこと。事前に往復ハガキで申し込みをして、返信ハガキが入場券(無料)になるそうです。この素敵な洋館、見てみたいですね。見たいけど、きっと行ける日にちではないと思います。
昨年は11/23(木)でした。もしも今年も勤労感謝の日としたら、その日は土曜日。ちょっと無理っぽい。
さて、「旧安川邸」はこちらです。
大きな木です。なんの木かな?わからない。旧安川邸は日本家屋です。
こんなエントランスあこがれます。
ばあちゃんち?親戚のどこかの家にも、これの和風っぽいのがありました。
なんだか懐かしいな。
玄関を入ると、私の大好きなおうちの平面図がありました。子どもの頃から、おうちのこんな絵見るの好きでした。なんかね、妄想や空想や何かが、ぼわっーと広がりませんか?
お金持ちのお嬢に生まれると、実家がこんななのか……
玄関で靴を脱いで、下駄箱に入れました。
素敵ですね、透明のもので仕切られたこの空間。好きですねこの感じ。
床はよく手入れされてます。ピカピカツヤツヤです。
安川敬一郎さんです。
応接室 窓が良い、天井も。
私が気になったのは床。ヘリンボーン貼りです。凝ってますね。
書生室
黒電話があります。
茶室
見たことあるような雰囲気。
大座敷。昨年ここで対局があったようです。
芝生のグリーンが綺麗です。
カフェで抹茶をいただきました。暑くなかったので抹茶にしました。かき氷や冷たい緑茶、抹茶ビールなんかもありました。
建物も好きですけど、下の画像のこういうの見るの、私好きです。
何と何を組み合わせてる?と、じっくり見る。自然石と瓦?と、、なんだろ?
この素材の組み合わせだと、雨が降っても綺麗。芝生のグリーンとの対比も鮮やかです。
蔵へと続くこの道も良いです。
透明のベンチは不思議、どうしてこんな素材なのでしょう?今風の素材に感じます。
床はレンガを敷き詰めててよいですね。うちの駐車場もこんな風にレンガを敷いてます。目地がもっと狭いけど。
レンガは庭の素材で大好きです。ここのは目地に苔が生えてステキ。うちは雑草が生えてる。
2つの蔵は、ギャラリーになってました。布を垂らしてここの空間も良い感じですね。
これ、、ナニ?もしかして焼却炉?
ここは、北九州市戸畑区の夜宮公園内にあります。夜宮公園はショウブで有名らしいです。大きな樹木もよく剪定されていて手入れが行き届いてました。素敵なところでした。
これは、駐車場までの小道。大きな木がたくさんあります。
はるか昔を思い出しました。戦前に建てられた母の実家の大きな屋敷は既になく、夫の実家(これはまあ普通)も取り壊してしまいました。
たまに古い日本家屋にふれると、懐かしくあたたかにな気分になります。よく通ったオバアちゃんちは、ここのような立派さと規模も違うけど、こんな風情だったのかなと思います。
・・・うーん幼少期の記憶は、果てしなく素晴らしいものに変換されてるかもね。でも、それも良いよ。