薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

実家に新年のご挨拶 父(もうすぐ93歳)は私のことがわからなかった

昨日実家の両親に会いに行きました。二人は昨年からデイサービスに通うようになりました。最初は週に3日でした。行き始めると父がすごく気に入って、デイのない日に、「なぜ今日は行けないのか、、」など怒るようになったので回数を増やしたそうです。今は、父が月~土曜の週6日、母(84歳)は月水金の週3日です。これで暫く様子を見るようです。

母によると、皆が父のことを「お父さん、お父さん」と呼び、スタッフではない通所の人達も世話を焼いてくれるそうです。ついでに母も「お母さん」と呼ばれるらしく、嬉しそうでした。昼ごはんが美味しいと言い、紅葉を見に行った時の写真も見せてもらいました。

 

認知が進み、足腰も弱くなってきた老人にとって、その家族にとってもデイサービスは本当にありがたい存在です。今まで一日中テレビの番をするしかなかったのが、行けば皆でトランプをし、ドライブにも連れて行ってくれ、食事まで出してもらえます。老人の相手に慣れたスタッフもいます。本人たちは生き生きと過ごせるし、同居してる家族(うちの場合は兄)にとっても良いことだと思います。

 

母と暫くおしゃべりしていると、夕方になり父がデイサービスから帰ってきました。その日は父だけの利用でした。家に着くなり、母に向かって「お前がいなくて心配していた」と何度も言ってました。父だけで行く日と、二人で行く日があるのをよくわかっていないようです。

父に会った時はいつも、「さあ、私は誰でしょう?」と聞いてみます。ちなみに先月は、「エミコ??(父のすぐ下の妹)」でした。その前もそうでした。確かにちょっと似てますけどね、昨日はその名前すら出てきませんでした。

実家はリビングの壁に、鉛筆で簡単に書いた家系図を貼っています。父に説明するためにです。それに沿って一つずつ名前を読みましたが、肝心の私の名前は素通りで、孫の名前に反応してましたww。結局私が「○○子よ」と名乗っても、ピンとこないようで、母は
「ああ、とうとうわからんのね・・・」
と嘆いてました。

母のことは指さして、「○×▽○子よ!」とフルネームで得意げに答えてました。その姿に、私はちょっと笑ってしまいました。