薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

九州国立博物館 特別展「ポンペイ」

九州国立博物館に行きました。福岡県の太宰府天満宮のそばにある、2005年に開館された歴史系の博物館です。有名な博物館にもかかわらず、私はこれまで一度も縁がなく、今回初めて行きました。

特別展「ポンペイ」 イタリア・ナポリから約120点を公開
約2000年前、火山の噴火によって埋没した古代ローマの都市「ポンペイ」。
そこには当時の生活空間が封印されています。
本展ではナポリ国立考古学博物館所蔵品をメインに、
日本初公開を含む約120点の出土品を展示し、
都市の繁栄と人々のくらしに迫ります。

 

九州国立博物館は壮大な規模で、その存在感に圧倒されました。

波打つような曲線の屋根が特徴で、外壁はガラスウォールとなっていて、周辺の風景を映し出しています。

会場内は写真撮影ができましたので数点紹介します。

 

擬アルカイック様式のアポロ (大理石)
頭に月桂冠をかぶり左手に竪琴を抱える太陽神アポロをあらわしています。

三美神 (フレスコ)

俳優(女性役、おそらく遊女)(土製)

パレード用の兜 (ブロンズ)

ライオン形3本脚付きモザイク天板テーブル (大理石、モザイク)

金庫

踊るファウヌス (ブロンズ)

ネコとカモ (モザイク)

 

彫刻、絵画の他日用品も数多く展示されていました。

ポンペイは、イタリア南部の中部都市。海外貿易で栄え、文化・芸術が花開き一万人ほどの人々が豊かな暮らしを謳歌していました。起源79年、ヴェスビオ火山の大噴火により、丸ごとすっぽり都市は埋没。長い眠りを経て1748年に発見されました。以来、古代都市の姿を伝える貴重な資料の宝庫として、現在も発掘調査が続けられています。

2000年前にこのような文明があったことが驚きです。彫刻、絵画、日用品どれも素晴らしいものでした。

アクセサリーなどは、現在のものとあまり変わりないのです。
一番右はヘビ型ブレスレット。横の人が「ブレスレット、あんなのうちのお祖母ちゃんがしてるよ」などど会話していました。イヤリング(左)も指輪(中央)も、現代のものと何も違いません。

ポンペイ展をじっくり鑑賞したあと、日本のものを展示する平常展も見ました。あまりに目を凝らし懸命にみたせいか、すごーく目が疲れてまして、寄り道をせずに帰路につきました。慣れない博物館で酔ってしまったのでしょうか。

 

もう少し体力が残っていると、お隣の太宰府天満宮の参道にあるスターバックスに寄りたかったのですが、今回は断念しました。木材を使った斬新なデザインの店舗で、隈研吾さんデザインです。また来るしかないですね。