薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

肌着は B.V.D. に限る

近所に新しくディスカウントストアがオープンしました。初日から行くつもりなんて全くなかったけど、夕方のウォーキングの道すがら、ちょっとだけ寄ってみました。

駐車場は満杯、警備員の方が数人で交通整理をしていました。買い物客はごった返すというほどでもなく、私はチラシで見ていたお目当ての品のところにさっさと行きました。

紳士BVD丸首半袖Tシャツ 660円(税込) 2枚買いました。

安いですよね?先日もショッピングモールの紳士肌着コーナーで買いましたが、もうちょっとお値段は高かったと思います。夫はこれがお気に入り。首がしっかりしていて伸びないのです。30数年前に結婚して以来、夫の肌着は、私が購入する場合はこれ一択でした。独身の頃から、商品がいいと知ってましたから。

20数年前の単身赴任になったころから、肌着は夫が自分で準備するようになりました。スーパーの売り場にある一番安い肌着を買い求めていたようで、「すぐに首が伸びる」とよくぼやいてました。加えて汗ジミもできるものだから、買っては捨てるを繰り返しているようでした。そんな時、「BVDを買うといいよ、首が伸びにくい」と私はブランド名を何度も教えたことがあります。

 

単身赴任生活はおわり、最近は家から会社に通っています。驚いたのはついこの間です。私に、

「BVDって知ってる?首が伸びないんだ。」などと夫は教えるのです。

私は、「結婚以来、肌着はBVDだった。」
「あなたが肌着を買うようになり、BVDではないものを買うようになった。」と説明すると、夫は驚いていました。

私の今までの助言は何だったのか・・・私の言うことなど、まるで聞いてないのだと笑えてきました。それに夫から自慢げに肌着ブランドを教えられるとは思ってもいませんでした。

「BVDのことなんて、とうの昔から知ってるよ!」と心の中で呟きながら、二十歳の私に、BVDのTシャツは優秀なんだと教えてくれた、一つ年上の先輩のことを思い出していました。好きだったんだけどな。苗字は珍しいから忘れないけど、下の名前の漢字がどんな組み合わせだったかを思い出せないのです。

夫がBVDの認識に30数年要したことは笑うしかなく、(天然なので、あるあるかも)
40年前の憧れの人の名前がはっきりしないのは、ちょっと悲しいです。