薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

遅れて登校する中学生を静かにみる

少し前、夜中に変な夢をみました。

朝、私は布団に寝ていて起き上がることができない。「起きよう、さあ行かなきゃ」と思うけど、胸が苦しくて布団から起き上がれない。傍には兄がいる。今日も間に合わなかったという残念な思い。行く場所が、学校なのか職場なのかもよくわからない。「行けないや、間に合わない、私ってどうしようもないな」という残念で悔しい感情が残るー

 

夢のあと、子らの10代を思い出しました。二人共に途中から学校にいけなくなりました。一人は中学3年から、もう一人は高校生の時に。夢の姿と二人の姿が重なりました。

当時の私は毎朝、今日は子が学校に行けるだろうかと不安の日々でした。悩む彼女たちに接して驚いたのは、「心と体が一体である」ということです。気持ちが沈めば、体も鉛のように重く動かないのです。経験したことのない世界に突然ぶちあたり、迷路に迷い込んだような日々でした。知らないこともたくさんありました。

どうにか高校卒業が決まった時は心底ほっとしました。今日は行けるかなと心配することからは解放されました。10年以上昔のことです。

 

♢ ♢ ♢

9月になり学校の新学期が始まっています。この地区は2学期制で、8月の第4週くらいからの始まりです。そんな中、朝の9時や10時過ぎに歩いて登校する中学生がいるのです。遅刻の時間です。数日前もその時間に同じ子が歩いていました。大丈夫かな?でも、遅れてでも自分の足で歩いて行くってすごいなと思ったりします。

8月の中旬くらいから、ネットでも、学校にいけない子を気遣う記事を目にしていました。加えて自宅の前を歩く彼女のことも気になってしまう。夢は、そんなところからやってきたのかなと思います。

 

<歩道わきに咲く、ムラサキルエルア>