昨夜9時頃のことです。遠いところから、「カア~カア~」と鳴き声が聞こえてきました。カラスです。一匹の声ではなく、数匹で鳴いているようです。昼間にカラスがカアとひと声鳴くのはいつものことです。こんな夜遅くに、数匹でカアカアとざわざわと鳴くのはただ事ではない気がしました。夫が、その前日も夜遅く鳴いていたと言っていました。
外に出てみると、道路向こうの竹林で、20匹くらいが飛んでいるということでした。遠くから眺めるとその場所は、大騒動に見えたらしい。声が聞こえるだけでも恐いですね。ドラキュラなんかの古い洋画に出てくるような、気味の悪い夜に思えました。
調べると、夜間にカラスが鳴く理由として
●天敵が巣に近づいてた、襲われた。
●強風で巣が壊れた。
●獲物を捕まえたので餌を分け合いたい。
強風でもない昨夜で可能性のあるのは、残念ながら・・・天敵が巣に近づいた、襲われたと考えるのが妥当なのかなと思いました。あの騒ぎようは尋常ではありませんでしたから。夜間に狩りを行うフクロウやヘビが襲うことがあるそうです・・・
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ネットをめぐると、山形県の鶴岡市のホームページが目にとまりました。「カラスが巣立ちの季節です。通行に注意しましょう」と呼びかけています。
カラスの巣作りについてや、人間の行動で気をつけることも説明されています。
ーーカラスのヒナの巣立ちの時期(東北地方では5月下旬から7月上旬にかけて)、つがいとヒナを守るため、非常に神経質になっており、警戒心も増しています。巣の近くを通る人間に対し、威嚇行動を示したりします。「カラスに襲われた」というのは多くが巣立ち期の威嚇によるもので、それ以外はほとんど発生しません。カラスからの警戒信号(シグナル)に気づいたら、その場を離れましょう。
このようにわかりやすく説明がされています。
さらに面白いのは、
「子育て中のカラスの巣に気づいたら、ご近所さんに注意を知らせましょう」と看板をダウンロードできるようになってます。ダウンロードしてみましたのでご紹介します。
ここではカラスについて、
「カラスは人を襲う危険な鳥なのでしょうか?近年このイメージは、様々な誤解が重なってできたものと考えられいます。」
また、巣の撤去を求める声に対し、「カラスは人間と生活空間が近く身近な存在ですが、野生生物の一種です。お互いがなんとか我慢できる着地点を探り、適切な距離感を保てるように対策を進めていく必要があります。」
私にとってのカラスは、人間の出したゴミをあさる嫌な存在。でも、上記のように考えることは大切なことだと思います。共感しかありません。