実家が最近レコードプレイヤーを廃棄したと聞いたので、レコードもそのうち捨てられる!!と思い持ち帰りました。男の子と金魚とメダカのイラストのあるレコード。持ち帰っても聞けないのなら、飾ればいいですよ。
額に入れようと思い、台紙にオレンジか黄色の紙を探しました。アンティークな柿色、からし色がイメージですが、中々見つかりません。売ってるのはクリアな色ばかり。とりあえず、家にあるものの中で調達することにしました。
カステラでおなじみの福砂屋の紙袋です。少しくすんだグリーン。紙の表面はざらっとした感があります。
出来上がり。裏は両面テープで固定しました。レトロですね。
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このレコードは、私がなんと幼稚園だった時のお気に入りの曲です。繰り返しこの曲ばかり聴いていました。「きんぎょとめだか」という曲です。50年以上前です。
♪ ♪ 「楽しくスイスイ 泳いでスイスイ
泳いでいます 金魚とメダカが」~ ♪ ♪
いつもかけるのはこればかり。それを見ていた母が、「その曲は本当は有名な曲なのよ」と教えてくれました。私が歌っていたのは童謡ではなく、クラッシックの曲に歌詞をつけたものだったようです。
その後ピアノを習い始めて、シューベルトのピアノ曲「楽興の曲 第3番」だと知りました。案外難しい曲でしたが、よく弾いていました。
当時は幼稚園経由でレコードを購入していたと思います。毎月1回レコードがきて、全部で12回配布されました。私はいつも大喜びで家にレコードを持って帰っていました。レコード盤には「SENSHUKAI」の文字があります。このころから千趣会はあったのですね。
次第に聴かなくなった頃、レコードを知り合いに譲ることになりました。でも気に入っていた「きんぎょとめだか」の1枚だけは残してもらいました。
日頃から両親に、古い物は捨ててと口うるさく言ってきましたが、こんなこともあります。思い入れのあるものを飾るのはいいものです。