薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

買いすぎました、母と私

今週のお題「買いそろえたもの」 と言えば、結婚で準備した品々を思い出します。30数年前、古い話しです。自分でというより、母主導。母が購入するものを考え、お金も出してくれました。婚礼家具セット、布団セット、食器セット、和服その他いろいろ。とても感謝してます。

母にとっては重要なのは、「娘の婚礼の支度を十分にし、親としての責任を果たす」ということだったようです。親戚とも相談し、あれもこれもと言いながら楽しそうでした。仲の良い友人の家もそんな感じだったので、それが昭和の「当たり前」だったのでしょうか。ありがたいことですね。

それでも我が親は、世間体を気にするあまり、人と同じかそれ以上を目指し、何かと周りに踊らされたのかもしれません。九州の田舎出身の母は一生懸命だったと思います。

いざ結婚生活が始まると、買いそろえたものが邪魔になってしまうという現実に直面しました。夫がサラリーマンなので引っ越しも多かった。なのに分厚い客用座布団、真綿で重い来客用布団2組、数々の和服。狭いアパートには入りきれず。早々に実家に送ったものもあります。

取扱いに困ったのは和服です。和服は虫干しなどの管理も必要なのです。呉服屋に勧められるまま買った私は、お人よしですね。袖を通すことのなかった和服が沢山ありますが、少しずつ処分しています。両親よ、ごめんなさい。

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今の時代の結婚に、親はそれほど介入しません。私と母の「買い物三昧」を笑い話しにしていたせいか、子どもたちは結婚の時、堅実に準備をしました。私の出る幕などなく、幾らかのお金を融通すると、結婚相手と一緒に必要なものを揃えました。SNSで披露することもしないようです。

私は当時の反省から、物を買う時はよく考えるようになりました。セットでお得と言われても、私はもう、なびいたりしませんよっ!
必要なものを必要なだけ持つ方がいいですね。世間体もいらない。