薬指のブログ

日々おこる出来事や想いを綴ります

石油ストーブでヒヤリ

昨年の春頃のことです。実家に帰った時に、使用している石油ストーブが気になりました。昔からあるストーブで、随分と長く使っているような気がして。ストーブをよく見てみると、なんと83.3の文字。1983年製ですか?そうだとすると、38年間も使っているということでしょうか?

83.3 って製造年のこと???

83の文字が信じられず、親にどれくらい使っているのか聞くけど、わからないを繰り返すばかり。確かに長くは使ってると言うのでした。私はストーブの裏のそれを一応撮影しておきました。(2021.3.4撮影)

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不安になった私は親に、もう古いから買い替えようと勧めました。すると母親が、まだ使える、壊れてもないのに何故買い替えるのかと怒りだしました。石油ストーブの芯を替えるなどの手入れをしているのか尋ねると、何もしていないとの返事。何年使用しているかもわからず、手入れもせず、こんなに長く使えるものでしょうか。不安になりながらその日は帰りました。次の冬が来たら、買い替えを再度促そうと思いながら。

実家では、兄が昨年の夏から同居を始めました。秋の終わりに近況を伝えてきました。

「石油ストーブから火があがったのでびっくりした。それは捨てた。」

「替わりにファンヒーターを2台買ったよ。」

背筋がぞーっとしました。

もし、老夫婦二人の時にそんなことが起こっていたら、どうなっていたでしょうか。あの時すぐに説得して、強引に電器屋に連れていくべきでした。古い物を使っていると知っていたのに、そのまま放置したことを後悔しました。

冬に火事が起きるのは石油ストーブが多いと聞きます。もしも、火事になっていたらと想像するのも恐ろしいです。

とりあえず、今は兄が一緒に生活しているので安心しています。ですが、今回のことで、親の意見を聞くのはこれからはやめようと思いました。

親の思考は、もったいないから捨てない、物は大事に使うべきが優先されています。危険を未然に防ぐ為に、物を適当な時に処分し、最悪の事態がおきないようにしておくという考えが、親にはありません。

高齢なので、そのように考える力、情報を得る能力ももうありません。そのくせ、長く生きて何事もなく生活できたこともあり、自分に限ってそんなこと起きないという謎の自信があるのが厄介です。

それから、扇風機も古い物は発火するので注意が呼びかけられています。親は古い物をいまだに使用していて、今夏、買い替えでもめる姿が想像できます。  

親に代わり、子がきちんと判断し、生活を手助けすることが必要だと感じた出来事でした。